東京都立石神井公園

東京都立石神井公園

練馬区石神井台にある、石神井池と三宝寺池を中心とした公園。石神井池はもともと三宝寺池から周辺の田んぼに水を引いていた水路だったものを、景観保護のためにせき止めて作られた人工池。ボート乗り場や広場、庭園、売店、野外ステージ、野球場、テニスコート等がある。三宝寺池は石神井川の主水源で、武蔵野台地の地下水が湧出して池となったもの。

古来禁猟地であったことから草木が繁茂していて、天然記念物の植物群落や野鳥誘致林、神社、かつて武蔵野を支配した豊島氏の居城だった石神井城址、レトロな茶屋や広場などがある。それぞれの池を中心とした2つのエリアは、巨木のケヤキ並木で知られる井草通りを挟んで対になっている。桜の名所でもある。

おすすめする理由

自然が豊かなだけでなく、石神井城跡があり、様々な表情を持っている場所なので、思い切り走り回ったり、アウトドアスポーツをしたり、また景観や史跡をゆっくり見ながら散策したりと、大人から子供まで年齢を選ばずに楽しむことができる。最寄り駅(西武池袋線「石神井公園」駅)から徒歩圏内であり、またバスも多く通っていて交通の便も良いので、車がなくても気楽に行ける上、街中なので行き帰りに休憩したり食事をしたりする場所にも事欠かない。

歩道が整備されよく管理されているので足元も歩きやすく、ベンチもたくさん置いてあってゆっくりできる。

また周囲も上品なたたずまいの住宅街で治安が良い。毎年4月~5月には、郷土の歴史にちなんだ照姫祭りという行事も興味深い。

公園周辺にも遊べるスポット多数

隣接する郷土資料館、練馬区立石神井公園ふるさと文化館は練馬の歴史や文化伝統、自然などの展示が充実している。特別展も面白いものが多い。またここは夏季限定のプールも併設されている。

そのほか、公園周辺は城主だった豊島氏にゆかりのある神社仏閣が多くみられる。

行楽シーズンは注意?

行楽シーズンになるとどうしても人出が多くなる。特に、公園内のレトロ茶屋は人気があって、混んでいて入れないこともあるので、ここで食事や休憩をあてにしていると困ることもある。犬連れの人もよくいるので、犬嫌いな人は注意。